ゴルフ会員権はメリットとデメリットを理解して取得を

ゴルフクラブのメンバーになるためのゴルフ会員権の取得は、メリットとデメリットの両方を理解した上で行うかどうかを決めることが重要です。まず、会員権を取得すると、ゴルフ場のコース予約で非会員より優先され、希望する時間帯にプレーしやすくなります。料金についても非会員とは別の料金体系となっており、ゴルフ場によっては通常の半額から3分の1程度の料金でプレーできます。場内にあるさまざまな施設についても、会員になれば規約の範囲内で自由に利用できるようになります。

施設の利用面以外にも、ゴルフ場が主催する競技会への参加資格が得られる点や、公式ハンディキャップを取得できる点も利点となっています。ゴルフ会員権取得には上記のメリットがあるのに対し、デメリットは金銭面に関するものが多いです。会員権を手に入れること自体に高額の費用がかかることはもちろん、取得した後は毎年それなりに高い会費を支払っていかなければなりません。支払えない場合は退会せざるを得ず、支払わずに放置するとゴルフ場側から法的手段が講じられるおそれがあります。

また、会員権は原則として取得したゴルフ場のみで有効なものであり、別のゴルフ場では権利を行使できません。ゴルフ会員権の取得は、利用頻度が高ければメリットが大きいですが、低ければデメリットの方が大きいです。月に1度や2度といった程度の利用頻度なら、会員権を持たずに利用したほうが、施設の利用面では不利ではあるものの、出費の面ではお得といえるでしょう。